OpenNovel マスターモード更新:骨組みの続き生成と本文一括作成の停止・再開
AI で長編を書くとき、不安になるのは一度の失敗だけではありません。今どんな処理をしているのか分からないこと、そして中断したら最初からやり直す必要があるのか分からないことも、大きな負担になります。
今回のマスターモード更新は、この二つを改善します。全書の骨組みを最初の生成後も伸ばせるようにし、本文の一括作成を、進み方が分かり、止められ、続きから再開できる作業にしました。
既存の骨組みを残したまま続きを生成
前半の骨組みができたあと、次に何章生成するかを選べるようになりました。生成前に実際の章範囲を確認でき、確定済みの骨組みはそのまま残ります。
混同しやすかった三つの操作も明確に分けています。
- 後続の骨組みを生成は、既存の内容を残して新しい章を追加します。
- 未完了部分を再試行は、前回終わらなかった章だけを補います。
- 消去して再生成は、現在の骨組みを置き換えて最初から作り直す操作です。
六章まで計画したあとに続きを考えたくなっても、数章を足すために全書を作り直す必要はありません。
空白の章を飛ばさず、先に補完
章を手動で追加すると、章番号だけがあり、概要や展開ポイントが入っていない空白の骨組みが残ることがあります。以前は、このプレースホルダーを完成済みと判断し、その次の章から生成してしまう場合がありました。
現在は、空白章で完了位置が進みません。一章から六章まで完成し、七章が空白の状態で二章分を生成すると、七章から始めることを事前に表示し、七章と八章を生成します。七章を残したまま八章と九章へ進むことはありません。
補完する空白章は、選択した生成数に含まれます。すでに有効な骨組みがある章は上書きしません。
骨組み生成が「止まったように見えない」
骨組みの生成中は、現在処理している章の範囲と、受信済みの内容量を継続して表示します。モデルが結果をまとめている間も処理中であることが分かり、説明のない待ち時間が減りました。
各バッチは内容の確認が終わり次第保存されます。後続のバッチで問題が起きても、生成済みの章は残り、再試行は未完了部分から始まります。
本文一括作成のパネルを進捗と操作に集中
本文を一括生成するフローティングパネルには、完了した各章の全文を表示しないようにしました。本文は各章に保存し、パネルでは長い処理の最中に必要な情報だけを示します。
- 現在どの章を処理しているか
- 準備、執筆、保存、編集メモの整理のどの段階か
- 一章が終わってから次章へ進むまで何をしているか
- 一括作成全体がどこまで完了したか
結果の保存、編集メモの整理、次章へ引き継ぐ文脈の準備といった章間の処理も、理由の分からない停止ではなく、名前の付いた段階として表示されます。
停止しても、保存地点から再開できる
一括作成中は、ユーザーの操作で停止できます。OpenNovel は完成済みの章と現在の章の進捗を保存してから、後続の章が始まらないようにします。すでにできた内容まで失うことはありません。
あとで再開すると、保存された地点から処理が続きます。完成済みの章を再生成せず、中断した章も最初からすべて書き直す必要はありません。
一時的な生成エラーが起きた場合も同様です。停止した位置を表示し、再開可能な結果を残します。すでに生成された内容を確認してから、続ける時期を決められます。
本当の長編制作に向いたマスターモードへ
最初に全書の骨組みを見渡し、その後で各章の本文を作るという中心の流れは変わりません。変わったのは、すべてを一度に終える必要がなくなり、長い処理の間も作者が主導権を持てるようになったことです。
この記事は今回の製品更新記録です。最初の骨組みをどう計画するか、いつ続きを増やすか、本文一括作成をどう運用するかについては、今後 Guides で詳しい手順を公開します。
マスターモードの生成や再開が想定どおりに動かない場合は、support@opennovel.dev までお知らせください。